第41章 恋に堕ちて
智くんは体勢を入れ替えて、俺を組みしいた。
俺を見下ろす智くんが雄の目をしていて…初めて見る表情に惹きこまれた。
「俺も…翔くんとこうなりたいってずっと思ってた。」
智くんが俺の髪を撫でながら、唇に優しいキスをする。
「んっ…ふぅ、ん。」
「翔くん、舌…出して。」
俺は言われるままに舌を出した。
その舌を智くんの舌が舐めあげ、絡ませてきた。
舌のザラザラした感触と生暖かさ、智くんのうっすら開いた目にゾクゾクする。
「可愛いな、翔くん。」
いつもより低いトーンの智くん声が俺の耳に囁かれる。
顔の火照りを感じていると、智くんが俺の首筋に顔を埋めた。
「あっ…んっ。」
首筋から鎖骨にキスを落とされながら、胸の突起に触れられて、声が出てしまう。
「気持ちいいなら我慢しなくていいよ。」
「いいの…?変じゃない…?」
「んふふ。変じゃないよ。もっと聞かせて。」
そう言って胸の突起をチロチロ舐めてくる智くん。
「ああ…んっ。」
抑えたくても声は自然と出てしまうんだ。
智くんの顔が徐々に下がり、内股を舐め始めた。
「ちょっ…やぁっ…。」
恥ずかしいのに気持ちがよくて…俺は智くんの頭を押さえた。