第39章 甘い果実

熱くて硬くなっている俺の中心を、櫻井の後ろの蕾に押し当て、入り口を慣らすように先端を擦り上げていく。

「あ…あっ…。」

「んっあっ。」

締め付けはきついが、蜜で滑りが良くなってきて、少しずつ櫻井のナカに入っていく。

櫻井も力を抜こうとしているのか、ふぅふぅと息をついている。

くちゅくちゅと内壁が擦れる音がし始め、ふぅ～っと櫻井が大きく息をついた。

櫻井の力が一瞬抜けたのを感じ、俺はグイグイと腰を押し進めた。

「やぁっ…あっあっ…。」

あと少し…

くちゅっ。

俺の中心が根元まで収まった。

「全部…入ったよ。」

「あぁ…良かっ…た｡嬉しいです…。」

櫻井の頬を伝った涙を俺は唇で吸い取った。


「動いても大丈夫…？」

櫻井はコクッと頷いた。

俺はゆっくりゆっくり腰を打ちつけた。

「あっ…あん…っ。」

「は…っ…んっ…。」

やべぇ…櫻井の甘い喘ぎ声と締め付けが気持ちよすぎる。

「おおの…さ…ん…。」

「“さとし”でいいよ…“しょぉくん”。」

「さ…さとし…くん…。」

「んふふ。可愛い。」

”櫻井“ではなく“しょぉくん”と呼ばれて、耳まで真っ赤になっている目の前の果実に、俺の興奮も高まっていった。