第39章 甘い果実

「大好きです。大野さんの全部…僕にください。」

そう言って俺の肩をギュウッと掴むんだ。

うわぁ…ちょっとまって…何この可愛さ…もう…まいった…。

「あげるよ、あげる。俺の全部あげるから…。」

ちゅっ。と櫻井の唇にキスをした。


櫻井の身体も声も表情も…全てが甘い。

「んっふぅ…おおのさ…ん。」

胸から腹を愛撫すると、背中をのけぞらせ快感を逃がそうとする。

逃がすまいと腰を引き寄せると、ほっぺたをむうぅっと少し膨らますのが可愛くてならない。

「そんなに可愛くされたら…それだけで満足しちゃうよ。」

「ダメです…続き…シテください…。」

「じゃあ…。」

俺は中心からダラダラと溢れている蜜を、櫻井の後ろの蕾に塗り込み、プスッと指を入れてみた。

こんな狭い所にアレが入るのだろうか…。

戸惑っている俺を見て

「あっう…んっ。おおのさん…続け…て。」

櫻井が俺を受け入れようとしてくれている。

俺は指をゆっくり動かして、ナカを溶かしていった。

「さくらい、大丈夫か…？」

「はい…もう挿れてください…。」

俺もウズウズして限界だった。

櫻井の中から指を抜く。

「さくらい…挿れるよ…。」

「はい…キテください。」

俺は櫻井の足の間に身体を入れ、櫻井の膝の裏を抱えた。