第35章 恋日記
「智くんも…脱いで…。」
蕩けそうな表情で言う翔くんは、色気を帯びていた。
ちゅっ。
翔くんの唇にキスを1つ落とす。
「今…脱ぐね。」
翔くんに跨がったまま、僕がバサッとシャツを脱ぎ捨てるのを、翔くんはじっと見ていた。
「智くん、意外と筋肉があるんだね…。」
翔くんの手が僕の身体を優しく撫でていく。
慣れていないぎこちない触れ方にキュンとした。
「あっ…。」
翔くんの視線が下へ向けられると同時に目が見開いた。
ズボンの布越しからでも、僕の中心が張りつめているのがわかる。
「一緒に…脱ごうか。」
僕の言葉に翔くんがヒュッと息をのむのが聞こえた。
数秒してから翔くんは
「うん。一緒がいい。」
そう言いながら僕を見た。
翔くんの手を取り、僕たちは一緒にベッドを降りた。