第6章 儚い夢の先に~翔~
俺は今日、仕事が休みで家にいる。
この時間は、窓際に日差しがよく入る。
どうやらサトシはそこがお気に入りらしい。
お日様でポカポカしているから、寝るには絶好の場所なんだろう。
まぁるくなって、気持ち良さそうに眠ってるんだけど…
あぁ、もう、可愛いなぁ…最高に可愛いよなぁ…。
抱っこしたい衝動にかられるけど、そこは我慢する。
サトシは音に敏感だから、すぐ起きちゃうんだ。
うーん…、俺もひと休みするかなぁ。
ブランケットを持ってソファーに行く。
あいにくソファーは日陰になるけど、窓際のサトシの姿が見えるから、やっぱりここがいい。
ソファーに横向きになって、ブランケットを掛けて。
しばらくサトシの姿を見ていた。