第30章 俺の恋人
今、俺に腕枕をして髪を撫でて
おでこにキスをしくれてる人…
俺の恋人、愛しのしょーくん。
容姿端麗、成績優秀。
制服はボタンをきっちり留めて着崩さない。
一見、弱そうな感じ…。
だけど。
ケンカは強く、アッチは…太くて…上手くて…。
「こら、智くん。」
「なに?」
「全部声に出てるから。」
「出てた?いいじゃん。本当のことだし。」
「アッチ…太いとか上手いとか…やめてよ。」
顔だけじゃなく、耳まで真っ赤で…
「もし“可愛い”って言ったら、お仕置きだよ。智くん。」
スイッチが入るとカッコいいんだ。
俺の恋人
愛しのしょーくんは、
最強で最高です。
「だから、全部聞こえてるから…。」
俺の唇がしょーくんの唇で塞がれた。
「んっ…ふぅ…んっ。」
俺の恋人
愛しのしょーくん。
最強で最高で…
俺には甘い。
END