第30章 俺の恋人
「あっあっ…あんっ。」
「んっ、んぁっあっ…。」
「あっ…しょ、う…ダメ…。」
「何が…ダメ、なの。」
俺は今…
ベッドに腰かけているしょーくんに
後ろ向きで跨がって揺さぶられている。
背面座位ってやつ。
「あっん…しょ、く…顔、見た…い。」
「可愛いって、はぁ…言ったから、ダメっ。」
そう。しょーくんは、可愛いって
言われるのはあまり好きではないんだ。
つい、言ってしまうけど…。
「しょ…く…。」
「んぁっ…少しだけっ、だよ。」
後ろからしょーくんの手が伸びてきて、
俺の左頬に添えて右に向かされる。
同時に、しょーくんの顔が
右肩のほうから見えてきた。