第3章 想い
(Oサイド)
しょーくんの中心があてがわれて…やっぱり緊張で体が固くなる。
「力抜いてね。」
初めてだから痛いのはイヤだけど、優しいしょーくんの言葉に嬉しくなる。
ふーっふーっと息をする。
しょーくんがググッと少しずつ入ってくる。
「いっ…つっっ…!」
指とは比べ物にならない異物感に圧迫されて苦しい。
しょーくんの顔を見ると、やめようかって今にも言いそうな心配そうな表情をしていて。
やめたくないって言う代わりに、オイラはしょーくんの首に腕を回してキスをした。角度を変えて何度も何度も…。
オイラの気持ちを汲み取ってくれたのか、しょーくんはゆっくり腰を進めていった。
「智…。全部入ったよ。」
「うん。嬉しい…翔。」
しょーくんはすぐには腰を動かさず、暫くキスしたり胸の突起に唇を這わせたりして、オイラが気持ちよくなるようにしてくれた。
大切にされてるんだな、オイラ…。
しょーくんの気持ちが伝わってきて、胸がジワ~ッと熱くなった。
「翔。大好き。愛してる。」
「俺もだよ。智、愛してる。…動いていい?」
「うん、お願い。もっと欲しい。」
しょーくんはにっこり微笑んで、ゆっくりピストンし始めた。
さっきの刺激を何度となく掠めると、始めは痛みしかなかったけどだんだん気持ちよくなってきて…。
「あぁんっ…!」
「その表情いいよ、智。」
「もうダメ…イク…。翔、一緒にイキたい…。」
「俺も…イク…。智、一緒にイこうね…。」
そして二人ほぼ同時にイッた。