第4章 二次試験へ
そこからの記憶はあまりない。あるのは合格者はなしということだけ。
「くそっ!! あのくそ試験官め!!!! ほらあんたもそんな気にすんなって。俺はハンゾーってんだ。あんたは?」
同じ罵倒された仲間とばかりに、私に声をかけてくれた。
「……ア…アルミ……です」
「そうか。俺はあんたのスシ、好きだったけどな。見た目もキレイだし。あっ!!でも俺の国のスシってのは……………」
……な…長くなりそう。そう思っていたら、思わぬところから助け船が。
「あんたら!! 早くしないと置いていくわよ!!!!」
状況を把握できないが、どうやら飛行艇に乗れるようだ。