第8章 帰宅と秘密
「ごめん!!忘れて…!!」
私は恥ずかしくなり、水差しから水を飲んだ。
「それ、クラピカにも言ってたよね?」
……聞かれていたとは……
私はそっぽを向いた。クラピカには馬鹿な事言うなって流されたんだっけ…。
「…………」
何やら沈黙するヒソカ。いつもは饒舌なのに……呆れられたと言うより……嫌がられた??私は気まずくなり、ちらりとヒソカを見た。
「……………。」
ヒソカは肩を震わせ、爆笑していた。
「……そ…そんなに面白かった?」
「くくくく♠︎ 悪魔やら死神やらで例えられたことはあるけど、天使様だなんて言われたのはキミが初めてだよ♦」
ほんとキミは面白いとヒソカは言う。……死神とか悪魔って、どんなことしてきたんだろ。…………これ以上考えるのはやめよう。うん。