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【HQ】虹色の青春

第6章 clover






「あ、ここ!一緒に探そー!」



わざとらしく話題を変えた貴女。



そこで彼女は先日のように四つ葉のクローバーを探していた。






俺も今度は探してみる。




「んー、今日は見つかんないね〜」



「前に取りすぎたからじゃないですか?」



「あ!そうかも!」





そんなどうでもいい話をしていたら
大きな四つ葉のクローバーを見つけた。








「ありましたよ。」



「え!ほんと!?うわ!大きくて綺麗なクローバーだね!」



「椿さんにあげます。」



「え?いいよーせっかく幸運なんだから自分で持っておきなよー」



「いや、前に貴方から貰ったものがあるので。」



「そう?それじゃ、ありがと。」










貴女はあの男と付き合うのかもしれない。

俺の事なんてどうとも思ってないかもしれない。


出来ることは全て尽くして
それでもダメなら諦めよう。






「四つ葉のクローバーの花言葉って知ってますか?」



「んー、幸運とか?」



「それもあります。」



「他にもあるの?」












真っ直ぐ貴女だけを見つめて伝えます。






























「俺のものになって下さい。」




























「………花言葉。だよね。」





真っ赤な顔してる貴女が
とても愛しく見える。








「はい。告白も兼ねてですけどね。







今、返事くれませんか?」
















「………私も赤葦くん好きです。」













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