第6章 clover
「椿さん、おはようございます。」
「あ、赤葦くんおはよ〜」
「ヘイヘイヘーイ!!椿おはよ!!!」
「木兎もおはよ〜朝から元気だねー」
「本当に、少しは落ち着いて欲しいです。全く。」
「あはは…」
朝から元気吸い取られた気もするけど
……気のせいかな。うん。
同い年の木兎は相変わらず赤葦くんに面倒見られてる。
ほんと、年下なのに偉いよなー。
私だったらこんな先輩関わりたくない…って思うかも
木兎には可哀想だけど…
今日の朝はそんなこと考えながら、笑いを堪えていた。
いつもと変わらない日常の中に
突然変化が訪れた。
「河野さん。好きです!よかったら付き合って下さい!」
え?
えええええ!?