第3章 職業チェンジパロディ。
銀時×パティシエ。(休日&現パロ。)
「銀ちゃーん、メレンゲ出来たよー!」
「おー、了解。んじゃこっち持ってきてー。」
そんな声が、休日のパティシエール「silver frower」(あれ、スペルあってる?)の厨房から聞こえていた。
-今日は休日。そんな中、悪くなる前に材料を消費しよう、と言う雪乃の提案により、二人はメレンゲのクッキーを作ることにしたのである。
「おー、綺麗に泡立ったな。そしたら此れに食紅混ぜて。」
「んー、分かった。」
普段言っていることは、割と適当な銀時だが、お菓子や食べ物のこととなると、的確ですばやい指示をする。
其の指示に従い、雪乃も料理をしていく。
「ところで、此れ食紅混ぜてどうするの?」
少し疑問に思ったのか、雪乃が銀時に聞いてみる。
すると、銀時は、混ぜ終わったメレンゲの入ったボウルを貸してみ、と手にとって、バニラエッセンスを入れる。
そして、
「白いまんまだと、焼いたときに微妙な色になるだろ。だから、ピンク色になるようにしただけ。」
そういって、へらで少しずつ絞り袋へと銀時は入れていく。そして、其れをクッキングペーパーの上に星型に絞り出す。
「で、これを絞り袋に入れて、好きな形に絞る。ほら、やってみるか?」
絞り袋を手渡されて、雪乃は頷いた後、其れを搾り出す。
形は、ハート型になるように…意外と其れは難しく、歪んでしまう。
少し残念そうに見ていると、銀時が雪乃の手をとり、
「こうやってみて。俺の手の動きに合わせて。」
と顔を近づけ、耳元で囁くようにいいながら手を少しずつ動かす。
すると、ハート型が今度は美味くできた。
「ほら、出来たろ…って、雪乃。何顔真っ赤にしてんだよ。」
「…銀ちゃんのせいでしょうが。」
「え、俺のせい?!」
-やっぱり食べ物とお菓子のこと意外は天然な銀時であった。