【男主人公】勝生勇利とセックスしたいだけ【R-18】
第3章 犠牲の代わりといってはなんだが
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自分に会いにきてくれたという恋人に悪い気はしなかった。急すぎるし、連絡もなかったのが少し不満ではあるが、サプライズのつもりだったのだろう。お酒のせいでサプライズもなにもなくなってしまっているが。
「明日軽い練習だけしたらちょうど午後からオフだから、大人しく寝なよ」
自分でもちょっと優しすぎる声が出たなあ、と少し恥ずかしくなる。しかし、ハルは聞き入れなかった。
「えー、勇利とえっちしたいー」
「今日は無理、行けないよ。寮に外泊申請しなきゃいけないし」
「じゃー来なくていいからぁ、そこでえっちな声聞かせて?」
滅多に聞かないハルの甘えたような声にどきりとしてしまう。
「なに言ってるの、」
「勇利に会いたくて来たけど、明日まで我慢できないから、声だけでセックスしよ?勇利好き、お酒入ってるけど、はあ、もう勃っちゃった」
またハルの声が荒くなって、あちらの電話をスピーカー設定にしたのか、ヌチヌチと性器を扱く音が聞こえて来た。嘘だろ、ほんとなにやってるの!?
「ね、勇利、服ゆっくりぬいで?言う通りにして」
熱のこもった声に、じんわりと身体が熱くなる。そうだ、いつも近くにピチット君がいるし、自分の性処理は最近全然できていなかった。雰囲気にのまれてしまった身体は、携帯を横に置き、勝手にシャツのボタンに手をかけた。
「勇利が今なにしてるか全部教えてよ」
「……今、シャツのボタン外してる」
ボタンを外すごとに手が震え、心臓がドクドクと脈打ち始める。何やってるんだろ僕、ピチットくん今日は帰ってこないって言ってたけどもし帰って来ちゃったら……。ハルが目の前にいるわけでもないのに、焦らすように時間をかけてボタンを外していく。その間中ハルの熱い吐息の音が携帯から小さく聞こえてきて、下半身にも熱が集まっていった。
「……ボタン外せた?」
「っ、うん」
「いい子、下も脱いで?」
「や…」
「できるでしょ?脱ごうね」
有無を言わさない言い方に背中がぞくりと粟だつ。本当にこんなことしちゃいけないのに…!
「い、ま脱いでる、」
もう半泣きだ。なんで従ってしまうのかわからないし、こんなことをしている自分にもなぜか興奮してしまって自然と息が荒くなる。
→続く