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【アドルフ】レインハード【テラフォーマーズ】

第3章 それは偽りの愛でした


「どうなるかしらねぇあの夫婦は…
正直に言ったら、
さっさと別れなさいよ!
って感じよねは」

「ちょ、そんな言い方は語弊がありますって!
まぁ、だって…ねぇ!?
もう破綻してるのなら
早く別れた方がいいじゃないですか?!」

さっきから先輩はニヤニヤしている

「〜〜っ!もう先輩ったら楽しんでる!」

「そりゃこんな昼ドラ展開
楽しまずにいられますかっての!」

「確かに昼ドラみたいですけど…」

「まぁ、まだ油断はできないけどね。

もしよ?ローザさんに
ごめんなさい!考え直して!もうしないから!
な〜んて抱きつかれたら
優しいアドルフさんは
どうするのかなぁ」

「怖い事言わないでくださいよ…
アドルフさんは
もう嘘はつきたくないって
言いましたから

私は信じます…」

「んふふ。熱いわねぇ」

「でも先輩、色々ありがとうございました。
本当に助かりました」

「いいのよ。楽しかったし。
それに、昨日の飲み会で
ちょっといい人見つけちゃったし?」

「えー!ちゃっかりと!
先輩らしいや」


私たちはしばらくカフェで
話をしたあとに

まだ寝足りないという先輩を
見送り
私は会社へと向かった。

アドルフさん
いるかもしれないと思って…

入り口に入ると
受付の仲間が声をかけてくれた

「あれ?どうしたの?
今日休みでしょ?」

「はい!ちょっと
知り合いに会いに…」


少しの間雑談をしていると
女性が受付へ駆け込んだきた

ローザさんだった。

「あの!アドルフを!
アドルフラインハルトをお願いします!」

「は、はい!少々お待ちください」


どうしたんだろう…
昨日で話がまとまらなかった…?
やっぱりローザさんは
別れたくないのかな…


「お待たせ致しました。
アドルフラインハルトさんですが…
今は取り次げない状況となっております」

「え…と、いつ頃なら!?」

「1.2時間ほど見ていただければ…」

「…わかりました…またきます」

ローザさんが青白い顔で
受付を後にしようとした時
ふと、目があってしまった。

「あ…いつもの受付の…」

「こんにちは…

ローザさん…

どうか…されたんですか?」


もうこうなったら
聞くしかない。

恐る恐る
ローザさんに話しかけた。
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