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【アドルフ】レインハード【テラフォーマーズ】

第2章 アドルフ・ラインハルト


ピーーーーーーーーー


アドルフくんの体を抱き寄せると
それは体の中から響いていた


ああ、そっか

そういうこと、か…

奪われるくらいなら
跡形もなく消す…

幼い頃から実験対象にされていた
彼の
逃れられない運命なのか


「アドルフくん…
また私を守ってくれたんでしょ?

私に、覆いかぶさるように
いてくれてたもんね

…バカっ………

私なんかよりっ

もっと自分を大事にしてよぉっ…っ

私なんかどうせ死なない体
なんだから…

ばか…アドルフ、くん……

あなたが死んだら何の意味も
ないのに、

どうしてぇ…!」



電子音は悲しく響き続ける


私は彼の体を抱いた


「1人にしないよ…アドルフくん

ずっと一緒だよ

一緒に、連れてって

だって私たち

家族だもの」






























「お前は、生きろ」











「え?」














アドルフの体に埋め込まれていた装置は


あたり一面を巻き込み


大爆発を起こした

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