第14章 Let's Go海水浴3~オール~
「正に浜辺に舞い降りた天女だな」
「~♪佐助、分かってるじゃないか、お前」
声を掛けられ、高々とガッツポーズする佐助
幸村と秀吉は、顔を真っ赤にして
金魚の様に口をパクパクさせている
「気に食わん」
ぼそりと、謙信が呟く
「それは独占欲ですね、謙信様」
しれっと佐助が言い放った
後ろ姿しか見えない家康と三成の視界に写っているのは、黒い腰ひも。
なだらかに隆起する丸い臀部の膨らみが丸出しになった姿
「やはり、みすぎとゆうものは、褌なのですね」
まじまじと臀部を見ながら、三成がニコニコしている
「何なの、その卑猥な格好.......」
頬を上気させた家康は顔を剃らしながらも、目線がそこから、離せない
「良い眺めだ、リオ」
にやりと信長が笑い、すっと、光秀に目配せする
意味を汲み取った光秀が、素早くリオの羽織を剥ぎ取った
「!!!!!あっ........」
ほぼ大事な部分しか隠れてない、紐状の水着を纏った全身が晒される
「わし等を謀った罰だリオ、羽織を見に纏うことは許さん」
にやりと口の端を吊り上げ、信長は言い放つ
半泣きになりながら、頬を染め、潤んだ瞳で
「..........佐助君の.....ばかー!!!!!!!!」
そう叫ぶも、男達の激情を、煽るだけだとは、リオは、知り得もしない話だった。