第13章 Let's Go海水浴2~オール~
海水浴当日、天気は快晴
絶好の海水浴日和。
リオに促されるまま案内された一同は
海に浮かぶ小さな小島にやって来ていた
「何でお前がこんな場所を知ってるんだ?」
「っ....まぁまぁ秀吉さん、細かい事は気にしないで下さいね、ね」
荷物を渡しながら、へらっと笑う
まだあの計画をばらす訳にはいかない
帰るって今ならまだ言いかねないしね
渡の船が次に来るのは明日の昼
どうせなら、海水浴から一泊して帰ろうと言う話になり、温泉宿もあるこの島に来る事が決まった。
実は準備したのは、私ではないのだが。
全ての荷物を下ろし終え
船着き場を後にする一向は
ひとまず宿へと向かう
「ようこそお越し下さいました」
にこにこと人の良さそうな主人が
玄関前で出迎えてくれた
「本日はこの島ごと、皆様の為の貸し切りになっております故、ごゆるりとおくつろぎ下さいまし」
「ほぅ、リオにしては気が利いているではないか」
にっこりと信長に微笑みかえす
あたしが提案したんじゃ無いけどね
そういえば、そろそろ........
「あ、お連れの方々も来られましたね」