第9章 night&day
そんな事を思いながら
政宗さんの次の言葉を
固唾を飲んで見守って居たんだけど
「ひとまず、安土城に集まってくれだと。……時に家康。お前がこんなにも手が早いとは知らなかったなぁ」
想像と違う、政宗さんの言葉
にやにやしながら
政宗さんがこちらを見やる
どーゆー事???????
と、疑問符は浮かぶも
今は朝
襦袢姿の私が家康の部屋の布団の上で
朝餉中。
とてつもなく言い逃れ出来ない状況に
そうです、と肯定するかの様に
顔に熱が集まってくる
ああああああああ!!!!!!!!!
声に出せない叫び
そんな私の顎をくいっと
政宗さんが持ち上げ
「所有跡まで付けられちまって、くくく、まぁ良い、リオ、家康に物足らなくなったら何時でも俺の所に来い。満足させてやる」
そう言い放った
あぅあぅと言い淀んでる私を尻目に、それだけ言い残すと、政宗さんは部屋を出て行った。
神妙な顔をしたままの家康。
と、黙り混んだまま、家康が箸を措き、
お膳を下げる
「家康?」
さっきの上杉謙信の話って
相当不味い話だったんじゃぁ.......
と、考えて居ると
「......満足させる」
「え?」
「物足らないなんて、思わせない。政宗さんなんかに、渡さないから」
そっちかい!!!!!!!
力強い光を瞳に宿した家康に、そのまま褥に組敷かれた。