第51章 Do not get tired of~R18~
んんっ......朝....
閉ざされていた世界から
徐々に視界と意識が浮上してくる
襖越しに差し込む光にぼんやりと目を向けるが
それはまだ微弱で
朝を迎えるのにはもう少し早そうだ
時計の無いこの時代の生活にも
大分慣れたな......
太陽の光でそんな事に頭を巡らす自分が
もう現代の人間ではない事を諭してくれてるみたいだ。
時を越え、あなたと暮らすこの世界を選んだ
偶然では無くそれは必然
出会うべくして出会った二人
あなたの側に居られない人生なんて
もう考える事が出来ない
隣で静かな寝息を立てている彼を起こさ無い様に、ゆっくりと少しだけ体を起こす
寝顔でさえも、綺麗.......
ため息が出そうな程の造形に
思わず見惚れてしまう
何度見ても見飽きない、ううん、
飽きるなんて言葉、到底似つかわしく無い
そんな言葉でさえ、罪になりそうな
そんな二人の関係