第49章 海水浴Another~オールⅡ~
桶に汲まれていたお湯を頭からかけられ、罵倒された幸村は、不貞腐れながらしぶしぶと温泉に浸かりにゆく
「佐助が避けるから悪いんだろ」
ちぇっと舌打ちしながら、ざぶんと湯に浸かれば
「なかなか食えない男だな、甲斐の虎は」
信長が眉間に皺を寄せながら呟く
「あやつ、やはり斬るしかないな、佐助と共に」
明らかに不機嫌になる謙信
真っ赤になりながらも再び、信玄と向かい合い、体を洗っているリオの姿を見ながら、これから、同じ様に洗って貰おうとしている佐助以外の誰しもが不愉快な思いを胸に募らせた。
その頃