第46章 海水浴Another大人達の戯れ
佐助や幸村、秀吉とリオが、何だかわちゃわちゃと騒いでいる姿を、安土、春日山の大人達は、目を細めながら見ている
「全く、皆子供だな」
ふふっと笑いながら、信玄が呟く
「何が子供なんだ?信玄」
同じ様に眺めていた謙信がそう問いかければ、杯に酒を満たしながら、光秀が答えた
「素肌一つで、翻弄され過ぎって事ですね」
ニヤリと口元を歪ませながら
そう代弁する
そーゆう事、とでも言いたげに
謙信を見ながらウインクする信玄
「惹き付けられる、何かがあるって事では無いのか?」
表情も変えず、謙信は素直にそう言うも
そんな謙信に対し
「とは言え、あやつらの様に走り回る様な痴態は晒すまい」
顎で佐助達をくいっと指し、信長が楽しそうにそう告げる。
「ここは一つ、天女に大人の魅力って物を知って頂くって言うのはどうかな?」
嬉しそうな信玄の発言に
「例えば?」
光秀も嬉しそうに問いかける
大人達の目論見を、
密やかに相談する四人であった