第45章 海水浴Another~佐助・幸村・秀吉~
「リオさん、折角来たんだから、泳がなきゃ、さぁ」
佐助がリオの手を引き、浜辺を海の方へと歩いてゆく
「佐助君でも.......」
言い淀む彼女を、ぐいぐいと容赦なく引きずるように歩く佐助
余りにも大胆な水着のせいで
海を満喫!って事にはなって居ないリオ
そもそも、それも、佐助のせいだが。
波打ち際に居る幸村と秀吉が
手を引っ張られて連れて来られて居るリオの姿を見て、瞬時に頬を染めた
側までやって来た佐助とリオに
と、言うよりもリオの姿に
二人とも視線を泳がせる様に顔を反らす
その様子を見て、リオも恥ずかしくなったのか、頬を染めて俯く。
はぁーと、盛大に溜め息をついた佐助が
「秀吉さん、幸、これは、水着。み、ず、ぎ、です。understand?何も裸じゃ無いでしょ?ちゃんと着てるんだから、ちょぉっと、面積は小さいけど、あなた達がそんなんだから、リオさんも海を満喫出来ないでしょうが」
やれやれと言う風に手のひらを見せたまま、両手を小さく掲げる。