第40章 Dizzy as dazzling~安土組~
そんなやり取りを黙って見ていた信長が、ぱちりと扇子を閉じ
「昨夜の男の勲章でも、自慢したいのであろう?」
にやりと笑った
あーとでも言う様に、家康と秀吉が頬を赤らめ項垂れる
「わざわざ乗ってやる訳にはいかんな」
ふんっと信長が鼻で笑う
「くくく、何とも分かりやすい男だ」
楽しそうに笑う光秀
「私はご一緒してもよろしいかと......」
「やめとけ、三成、馬鹿らしい」
家康が制する
かくして、
待っても待っても誰も来ない温泉で
政宗とリオは
逆上せる程湯を堪能出来たのでした。