第6章 極端な彼
「~♪おいおい何だ?何だ?二人して見せつけてくれるじゃねーか」
政宗さんがにやにやしながら茶化してくる
当然こうなる事は分かってました
はい
真っ赤になりながら
もぐもぐと里芋を噛み締める
「俺のせいで怪我させたんで、責任とって面倒見てるだけです」
しれっとそう言い放つ家康さん
家康さんの、せいでは無いと思うけど.....
事の顛末を知ってる秀吉さんは
にこにこしながら、こちらを見ているだけだ。
うう、逆に恥ずかしい。
「リオさん、怪我をされたんですか?それは大変ですね、じゃぁ私からも.....」
「三成、お前は黙って自分の事だけしてて」
海老を差し出しながら
ぴしゃっと家康さんが言い放つ
「本当に姫扱いだな家康」
光秀さんも楽しそうにからかってくる
「安土城預りの姫なんで、間違ってはないでしょ、姫扱いでも別に」
次は栗おこわ
「あまり甘やかし過ぎると、言うことを聞かなくなるぞ家康」
信長様まで!
始終そんな感じで皆にからかわれながら、
宴は過ぎてゆく