第36章 家康君の憂鬱
「なぁ時に家康、俺はあいつらが事に及ぶって姿が浮かばないんだが、お前はどうだ?」
顎で三成とリオを指す
「.......はぁ....それって本当に余計なお世話じゃないですか?政宗さん」
心底どうでも良い
それ、何のお節介。
「そもそも何で三成なんか.......」
そこまでで、ぐっと言葉を詰まらせた
危なく本音が漏れる所だった
にやにや見ながら光秀が
「誰しもそう、思わん訳じゃ無いか....お前を含めてな、家康」
キッと光秀さんを睨む
「お前ら相手なら、奪っちまう意欲も湧くが、あの三成じゃなぁ.....」
ぽりぽりと頭をかきながら
政宗さんがため息混じりに
そう呟く