第33章 Timid heart~秀吉s~※18※
そんなやり取りを見ていた
幸村が、不思議そうに佐助に
「何の話だ?」
そう問いかけた
「ああ、あれはきっと、やっと本当の恋仲になったって、事だな」
まじまじと二人を見ながら
そう告げた
今一意味が分かって無い様な幸村に信玄が
「天女の全てを手に入れたって事だ。全く、俺なら直ぐにでも、甘やかし、蕩けさせてあげるのになぁ、勿体ない.......」
ふぅ、とため息をつきながら
残念そうに告げる
「全く......お前には節操と言う物が無いのか.....」
呆れる様に謙信がため息をつく
未だに、今一意味が分かって居ない様な幸村
と、光秀が
「リオ、昨晩は存分に愛されたか?」
楽しそうに問いかける
突如全てを理解し
真っ赤になる幸村と、リオと秀吉
おおよそ
朝餉には相応しく無い会話を
繰り広げながら
穏やかな楽しい時間は過ぎてゆく
当の本人達を除いて。