第33章 Timid heart~秀吉s~※18※
後ろ手に襖を閉める
褥の上にちょこんと正座して座るリオ
いちいち行動が可愛いよな、本当に
こんな子に自分の欲望を
本当に晒してしまって
大丈夫なんだろうか
妹の様だと思ってたあの頃
危なっかしくて
目が離せない
何時も一生懸命で馬鹿正直
その癖、頑固な一面もあったり....
そんな存在をただ見守ってるだけだったのに
何時からだろう
気が付けば何時もリオを
目で追って、探してた
嬉しそうに笑えば
心に広がる温もり
涙を流す姿を見れば
きりきりと心が締め付けられる
お互いの気持ちが通じあって後
リオがたまに見せる
俺に向けられるあの欲情した様な瞳に
どれだけ自分を抑え込んで来たか......