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イケメン戦国~時をかける恋~

第27章 Low-grade fever of crimson~幸村~


敷物を敷いた場所に車座に座り
宿からはと重箱に詰められた
色とりどりの料理も並べられ

宴会が始まった

ビーチバレーの結果がどーだとか
リオの水着姿について
佐助が称賛されたりだとか
各々好きな話をしながら
楽しく皆で酒を酌み交わしている

こんな時代に、しかも元々は敵同士が
こんな風に集まり
穏やかな時間を過ごして居るのが
凄く不思議だ
間違っても、有り得なかったであろうこの時を
間違いなく、過ごして居る

横に座るリオをちらりと身やると
嬉しそうに
秀吉と談笑してる


こんな場所、お前じゃ無きゃ
作れないよな...........


また、胸がツキンと痛んだ


「幸村、どうかしたの?」


不思議そうな顔をして、覗き混んでくるリオ

俺、どんな顔してたんだ?

不安そうに見上げてくるリオに
何でもないとだけ告げ
ふいっと視線を反らした


何だか居たたまれなくなり
俺、ちょっととだけ。と
リオに告げ立ち上がり、
その場を後にした


「幸っっ!..........」


背後から聞こえてくるリオの声にも
振り返りもせずに

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