第25章 Get drunk in love~信玄~※R18※
すっと瞼を細め
「昼間、謙信に向けてた瞳にも......」
「あっ.........」
全てを言い終えないうちに
信玄様が唇を重ねてくる
優しく何度も角度を変え
私の唇を啄む
言い訳は聞かないよ
と言われてる様な
それでも触れる唇は優しく
ゆっくりと何度も何度も私の唇を食む
「んっ.....ふっ......」
与えられる熱に、思わず鼻に抜ける様な
声が溢れ出す
ふわふわした熱を執拗に与えられ
思わず息を大きく吸いたくて
唇を開けば
するりと差し込まれる信玄様の舌
「んんっ.......」
唇を啄む時と、変わらないペースで
優しく舌を絡ませられれば
舌先から、体の中心に向かって広がる
甘い痺れ
決して性急ではない信玄様の口付けは
ゆっくりと、ただ的確に
私の体の中の熱を煽ってゆく
どれ程そうしていたであろう
信玄様の熱からやっと解放された頃には
離れてゆく唇が寂しいと思ってしまう程に
体も心も、溶かされてた