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フォンダン・ショコラ【ハイキュー!!】

第5章 glass heart【赤葦京治】




全部…


つまりそれは、告白したってことか…。



汐里は、月島への答えを出したのだろうか。
汐里の言っていた "話したいこと" っていうのは、そういうことかもしれない。




「俺もそのつもりだから。
俺の気持ち、汐里に全部伝える」




俺が告白してどんな言葉をもらえるかは、わからない。
でもここで引くなんて選択肢は、一切ない。



「月島か、俺か。汐里がどちらを選ぼうが、恨みっこなしってことで」


「…随分余裕ですね」


「まさか。こんなにお前のこと怖いと思ったのは、初めてだよ」


正直、マジになった月島の存在は恐怖だ。
普段やる気を潜めてる分、その熱量は計り知れない。
それはバレーでも…きっと恋愛でも、同じ。


ただ、それに怯むような俺じゃないけど。




「赤葦さんにそんな風に思われるなんて、光栄です」


「どういたしまして」


月島の顔は、面白くなさそうに歪んだ。


「じゃあ、僕はこれで…」

「汐里に会っていかないのか?」

「いいんです。こんな時にまで、気を遣わせたくないんで」


暗がりの空間に俺一人を残し、月島は去っていく。




あの月島がここまで正面からぶつかってくるとは…。
想像もしなかった。


小さくなる後ろ姿を眺めながら、俺も立ち上がる。
月島とは逆方向、汐里のいる部屋へと足を踏み出した。


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