第2章 この腕の中の君 ※【黒尾鉄朗 続編】

「いい声…もっと聞かせろよ」

「んんっ、そこばっか、だめ…」

舌を伸ばして、直にぴちゃっと水音を届ける。
梨央は肩を竦めて体をくねらせた。
ホント感じやすいんだよな、梨央の体は。

なーんか今日は俺だけ恥ずかしいとこ晒してるからさ？
今度は梨央にも恥ずかしい思い、してもらいましょうかね。


下から胸を揉み上げて、クリクリと先端を捏ねる。
ぷっくり勃ち上がって固く変わったそこは、俺に舐めてくれって言ってるみたいだ。

「梨央。ここ座って」

俺は梨央の腰を持ち上げて、浴槽の縁に腰掛けさせた。
直ぐ様、正面から突起に吸い付く。
唾液を舌で塗りつけ、ジュルッと卑猥な音を立てて…

「んあっ、や…、てっちゃ…っ！何か舐め方ヤラシ…っ」

当たり前だろ？
ヤラシくしてんだから。
存分に感じろよ。
じゃねぇと、俺がしたいことできねぇからな。

「梨央の乳首、すっげエロいよな。もうコリコリ。ほら、押しても跳ね返ってくる」

「やぁん…」

「どうして欲しい？」

「………………もっと……舐め…て」

「おねだり、カワイー」

舌先を尖らせ、突起を避けて周りをツーッと濡らしていく。
何度も行き来させるけど、"そこ"には決して触れない。
くすぐったいくらいの加減で執拗に。
案の定、梨央はもどかしそうに胸を突き出してくる。

「いじわる…っ」

「何がぁ？舐めてんだろ？」

「そこじゃなくて…」

「じゃあどこ？わかるように言って」

「……」

「ん～？」

「……………ち……くび」

少し声を小さくして、恥ずかしそうに呟く。

「へぇ？乳首舐めて欲しかったんだぁ？梨央はえっちだね」

ニヤケが押さえらんねぇ。
さっきまでのゆったりとした舌使いから一転。
今度は突起だけを、激しく吸ってしゃぶる。

「ひゃあぁっ！あんっ、や、ああん！」

そうだよな。
梨央は、ここも弱い。
舌で感じる固い感触と、唇に触れる柔らかな乳輪。
俺の肉棒は既に膨れ上がってる。
けど、今は攻めることだけに専念。


「片足、ここに掛けて」


腰掛けている場所に片足を乗っけて、秘部が見える体勢へと促す。
きっと俺がすることの見当はついているはずで、梨央は言われるままその格好になった。