第2章 この腕の中の君 ※【黒尾鉄朗 続編】

「欲しい……。も…早くっ…てっちゃんので、気持ちよくして…？」

「……」

タガが一気に外れていく。
クソ…他にも色々してぇことあったのに…。

痛いほど勃ち上がった場所に、理性の膜を被せる。
梨央の膝を立てて足を開かせた。
セーラー服は着たまま。
服が捲れた箇所からは胸がこぼれ、体液が滴ったままの濡れた秘部が露になっている。


「激しくしてい？」


「うん…」


もう俺にも焦らしたりする余裕なんてない。
くちゅッと秘部に当てた肉棒を、一気に奥まで押し入れた。

その瞬間、全身が粟立つ。


「あぁあっ…あっ…ん！」


律動の度に梨央の喘ぎ声が脳天に響き、快感の沼にズルズルと引きずり込まれる。

ヤッベ…これ…。
マジで持ってかれる…。

「梨央、…すっげかわい…その顔…」

「んん、あ…っ」

梨央はまるで泣き出しそうな程瞳を潤ませ、高くなる声の隙間からいじらしい欲求を告げた。

「てっちゃ、…っ、キス…してっ…」

「ん…、梨央…」

梨央の体に覆い被さり上半身を密着させると、そのまま奪うような深いキスを落とす。
途切れた快感が酷くもどかしく、唇を噛まないように、ゆらゆら腰を揺らした。


ほんっと、止まんねぇ。
ヤバイ…コレ、長く持つ気がしねぇ…。