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フォンダン・ショコラ【ハイキュー!!】

第2章 この腕の中の君 ※【黒尾鉄朗 続編】



「じゃあ早速。"今"の梨央、もらうとするか」

俺は制服の下から手を差し込んで、梨央の腹から胸にかけて素肌を撫で上げた。
ピクリと反応する体を膝の上に乗せ、腕で上半身を捕まえる。
さっきまで笑っていたその顔が、途端に揺らぎを見せる。


俺を見つめてくるその瞳。

この前のでわかった。

欲しいんだろ?

梨央は、キスが好きだ。


「……っ」


軽いのなんてしてやんねぇ。
イヤラシイ、本能剥き出しのキス。
唇も舌も逃がさないように、片手で頭を抱え込み、腰を抱く。

もっと俺に夢中になればいい。
他のことなんて考える余裕、やらねぇよ。

梨央は俺のキスに応えるみたいに、自分からも腕や舌を絡めてくる。
新たに知った梨央の一面。
こういうことには控え目なんじゃねぇかと、勝手に思ってた。
ほんと、堪んねぇ…。
手加減する余裕なんてなくなる。


「てっちゃ…っ、すき……」


夢中にさせるつもりなのに、俺の方がこの行為に溺れそうだ。
少しだけ苦しそうにする梨央の顔を見て、俺はようやく舌を引き抜いた。

でも唇はそのまんまで、啄むだけのキスを続ける。
柔らかくて甘くて、少しでも離すのが惜しい。
キスの合間に、息を切らしながら「好き」って囁いてくるのが、すげぇ可愛くて…。


絶対に手放したりしない。
他の男に見せるのも嫌だ。
自分でも怖いくらいの独占欲。


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