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威 風 堂 々【文豪ストレイドッグス】R18

第45章 泡沫の花 後半…三島由紀夫誕生日1月10日記念






ポートマフィア五大幹部––––と聞けば
その手の輩は震え上がり、口を揃えてこう言うのだろう。



「人間離れした、とんだ化け物揃いだ」と。




それもそのはず。

風の噂かなにかでは、五大幹部全員が異能力という

とんでもなく驚異的な才能を保持しており、
一般的な民草の脅威には充分なり得る。




そして彼らポートマフィアでも、ヒエラルキー……
つまり身分制度は存在する。


有り体に言えば、


「ねえ中也。闇鍋しよう」

「三島君、ここにガスコンロとかあるよ!
ついでに練炭も!」

「あれ、コンロって炭要るんだっけ?」



上の命令には絶対に従うべし。






「要らねェよ…」

…なんだこいつら。



その顔ぶれは、下級構成員が居合わせれば
卒倒するであろう豪勢な面子。


五大幹部がひとり……太宰治。
同じく五大幹部、三島由紀夫。


そして俺は、準幹部という立場上、
この二人には従わなければならない身分。




突拍子もなく

こんなへんなことを言い出す奴らのだ。










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