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威 風 堂 々【文豪ストレイドッグス】R18

第35章 荘厳は淑やかに






「……っ…な、んで…」

ずるりと私の腕の中で脱力した真冬が腰を落としそうになり、抱きとめる。

微細に震える肩に、未だ白濁を滴らせる結合部。



「……何でって、なに?」

「……なか、に」


真冬がはぁっと息を吐いて、鏡に着いていた両手のうち片手を私の左手にやった。
真冬の両目を覆っていた私の左手は呆気なく絡め取られる。

タオルが足元に落ちて、白濁に濡れた。




「……さっき言っただろう。
君のナカに出しても、風呂場ならすぐに掻き出せるねって……忘れてなんてないよね?真冬は」

それともナカに出されたら後ろめたいことでもあるのかい?
ないでしょう?


真冬の腰を掴んでずるりと未だ絡む膣の襞を割り、昂りを引き抜いた。
とろりと互いの結合部同士を繋ぐ精液の糸。

栓をするように埋められていたから、真冬のナカから漏れ出たぶんの液がタオルを汚した。



真冬の腰に回した右手には違和感。

自分が注いだ精液がその白い胎に注がれて、触れば判る程度に膨らんでいた。


嗚呼……幸せだ。




「説却……まだまだ、イけるでしょ……?」

「も、……っなか、は」


なに言ってるの。
私は嘘は吐かないよ。

真冬が好きで、憎くて、可愛くて、憎くて、愛おしい。




「出すよ……約束でしょ?

私はちゃんと約束を守るよ」




君と違って、とは

言えなかったけれど。






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