• テキストサイズ

威 風 堂 々【文豪ストレイドッグス】R18

第31章 お花畑で会いましょう…谷崎潤一郎誕生日7月24日記念







「私の知り合い……うぅん、友達……なのかな。
その由紀君は、他人の感情を喰い物にして皮肉ってくる子だからなぁ」


「ふぅん……じゃあ、妾の由紀とは違うねェ。
身体が弱くて、頭脳戦これめっぽう一辺倒で、勝てる争いしかしないような奴」


二人の言い分を聞いて谷崎兄妹が苦笑した。




「でも、ボク……、3年前?くらいに……
なかなか反りの合う友達がいたような気がして」

「その子のことも覚えてないのかい?」



確か、なぜかいきなり転入して来て……それで……

……それで?

ナオミの記憶が意味消失した時期も、確か同じくらいの時期で。




「お兄様、考えすぎですわ。
眉間のシワ、取れなくなってしまいますわよ?」

「うっ」


ぎゅむ、とナオミが にやけながら兄の眉間をつまんだ。




「そうだね……」


「ちょっと息抜きして来たら?
ついでに買い出し頼んで良いかィ?」



与謝野女医がそう言ってくる。



絶対、後者が本来の目的なんだろうな……と


谷崎兄妹が苦笑して頷いた。





/ 686ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp