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威 風 堂 々【文豪ストレイドッグス】R18

第4章 静謐に佇む


グラスをテーブルに置き

森に甲斐甲斐しく酌をする




真綿のあるじとは言うものの


森と真綿の関係は、第三者の視点からでは

主従のそれではないように見える。





「…ふむん?」



「嗚呼、通りで、真綿君っぽい言い回しだと思った。

いや、うん、もともと真綿君と太宰君は似通った感じがあったけれどね。」




太宰君は真綿君大好きっ子だからね…



いや、大好きっ子は中也君で、


太宰君はどちらかと言えば

真綿君愛してるっ子かな。





何しろ あの二人を指導しているのは真綿君だ


太宰君に至っては 真綿君一筋、という行動が認められるし……





「君はマフィアに居なくても良い。



君は私の所有物だから、私のそばにいる。

私のいるここ…ポートマフィアに留まっている。



そこだけ、判っていてくれたら良い。」





「森殿らしくないことを言うのさね。」




何だろうね。

太宰君に対抗するためなのかな。




なんてね。
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