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威 風 堂 々【文豪ストレイドッグス】R18

第28章 La Vierge…II




「……武装探偵社の方ですか。
判りました。

それならば、まあ、こちらですぐにご用意出来ますが……」




乱歩と与謝野女医が出向いた先、司法省。



気にいらないし手なんて借りたくもないし、払い除けたくなるけれども

まずは政府機関を利用しなければいけない。




受付の人が気に食わなさそう顔をしながらもそう言った。




「え? 今すぐ出来るの? 準備良いね。珍しー」


予想外の話の早さに 俄然興味が湧いたのか、飴を噛み砕いて乱歩が 手を叩く。





「はあ、まあ……昨日、一昨日くらいですか。

あなた方とほぼ同じことを言ってきた人がいましたので、余分にあっただけです」




「え?」
「ん?」


乱歩と与謝野女医が全く同時に首を傾ぐ。





「それって……誰?」


「個人情報ですので詳しくは言い兼ねますが、あなた方と同じく 異能企業ですよ」


とんとん、と二人に渡すものを整えて小包にする。




「外見は少女でしたね。
話を聞いてみたら、上司の方の頼みだったらしいですが」




「異能企業って言われてもなぁ。
今回のこれって、ほとんど近辺の企業が尽力しているわけだし。



まあ……ポートマフィアに、ものすごいのがいるとは


昔 真冬に聞いてたけど……まさかね?」



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