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威 風 堂 々【文豪ストレイドッグス】R18

第21章 Garden of Daydream…III


「……その女性に連絡を取ることは可能か?
事情を聞きたい。」



福沢のもっともな意見は、特務課の彼も想定内の範疇だろう。


先んじて すでにその辺りは調べてくれていたようだった。



《女性は、男性を庇った際に負傷しておりまして
現在ヨコハマ総合病院で緊急外来として手当、聴取等を受けております。

もう既に終了しておりますので可能です。》



「そうか。感謝する。」


視界の端で、国木田がファックスからの紙を
今いる人数分刷っているのが見て取れた。




《嗚呼それから、ポートマフィアも動き出したとの情報が入っています。

彼らは如何なる人であろうと、ヨコハマを荒らす者には天誅を下す組織でしょう。
留意のほどよろしくお願い致します。それでは。》



静かに切れた電話を置き、国木田から渡された資料を見る。






「……バージンキラー……か。」


「ふーん……醜悪だねぇ」



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