第6章 SSS キャラ×男主:電子作品篇(―/27日更新)
★TASヘパイストス
「ヘパイストスって、ほんとかっこいいよね」
「へあっ!?」
目元を燃やす炎が揺らめくと共にヘパイストスの可愛らしい悲鳴が響く。動かしていた手を止めて硬直すると、一気に顔を真っ赤にさせて汗をだくだくと垂らし始める。そんな風に動揺したってやっぱり格好良さは変わらなかった。
「ヘパイストスは自分の容姿を悪くいうけど……この肌の色とか艶とか、髪の色とか、傷だって、全部魅力的だと思うよ。男らしくて素敵。セクシーだよね」
「か、かかかか母様っ、止めてくれっ、醜い俺を、す、素敵だなんて、クロガネやあいつならまだしも、俺なんかを、そそ、そんなっ……!」
「好きな人を悪く言えるわけないでしょ。それに俺はヘパイストスしか見えてないもん」
「……かっ、か、母様っ」
「だいすき」
「お、おお俺も……母様が、母様の事だけがっ……!」
ぎゅっと太い首に抱き着いて頬を押し当てれば灼熱のような体温がゆっくりと俺に伝播して溶けて心地良い。今すぐじゃなくていいから、俺が大好きなヘパイストスを、もっと大好きになってね。
★TASヘパイストス(バーチャル竜宮城編)
悦びのパワーを集める為にヘパイストスによって構築された戦闘スーツは、とにかく面積の少ない際どい衣装だった。同じようなスーツを着用させられた他の三人は普段からデリケートな部分ですら囁かな生地で覆っているだけだから気にしてないみたいだけど、俺は違う。
今までも水着だって学校指定だったし、必ずTシャツを着て上半身が晒されないようにしてきたのに。下半身は今にも中身を零しそうな小さなTバックに戦闘用燕尾型パーツのみ、上半身は意味をなさない様なベルトが脇の下を締めているきりで胸はまるっきり露出している。肩周りしか防具がないし、これでは恥ずかし過ぎるじゃないか。白を基調としたカラーリングのせいで悪目立ちも辞さない。
「に、似合ってる、母様……母様の乳が強調されてて、か、かか可愛いと思う……出来れば、他の奴らの下卑た視線なんかに晒されねぇ二人きりの時に見たかった」
「ヘ、ヘパイストスのえっち……!」
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