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猫まっしぐら!【HQ】

第3章 第3セット。





「お前も一緒に来るだろ? 宮城に」


「くっ・・・、卑怯者め!」



ニヤニヤするクロ先輩とそれを睨みつける私。
こんな攻防をしている私たちをバレー部員の男どもは静かに見守っていた。





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あれから私と福ちゃんは無事付き合うことになった。だからと言って、私の日常は何も変わらない。


変わったことと言えば、




「福ちゃん、帰ろー」


部活が終わった彼と一緒に帰ること。
彼が部活の間、私はクラスの女子達とのお喋りや先生たちに勉強で分からなかった所を質問したり。


適当に音楽を聴いて彼の部活が終わるのを待つ。




あ、子猫たちは三毛猫はチャラ男。茶トラは私が引き取ることに決まった。
親を説得するのは大変だったけど引き下がらない私に全て私が世話をするという条件で承諾した。


その子猫たちは小さすぎるため動物病院に預けている状態。一番、無理しない選択をしたつもり。





そんなある日に、


「え? GWは宮城で合宿?」



宮城県って東北だよね?
え? 東京から宮城に行くの?


廊下でたまたま会ったクロ先輩に「GW宮城で合宿だぞ」と言われた。






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