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【黒子のバスケ】どうしようもなく好きだったから

第15章 赤くて熱い




駅前につくと、目立つ赤色の髪を見つけた。

うわ、めっちゃ目立つ



『赤司くん!』


【赤司】
「はちか。早いね」


『赤司くんこそだよ。
本読んでるほど暇だったでしょ?
ごめん』


【赤司】
「早く着きすぎてしまっただけだ。
気にするな」



ふわっと微笑む彼の目元が緩む。

そんな笑顔ができる今の赤司くんを守りたいと思った。




僕司くんに、させるか!





・・・僕司くんファン、ごめんなさい




でも、この僕司化が、帝光時代の闇の始まりだと、思うから・・・





それを止めなきゃ、私はここに来た意味がないから





だから、止めなきゃいけない

止めたいんだ




【赤司】
「それじゃあ行こうか。

・・・まずは・・・」


『・・・・・・』


【赤司】
「・・・はち?」



頭が瞬間的に冴える。


いけないいけない、ボーッとしていた



『ごめんごめん!
行こうか行こうか!』


【赤司】
「・・・ああ」



チラッとこちらを横目に見て、赤髪の彼は歩き出す。


その一瞬に見えた瞳は、少し曇っていて。


ダメだな、心配させちゃいけない。




しっかりしろ!











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