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【黒子のバスケ】どうしようもなく好きだったから

第14章 虹の暴走



ましてや、いっつも凶悪そうな顔してるお兄ちゃんに。


・・・そんなこと言ったらシメられるわな



【虹村】
「・・・ごめんな。


・・・・・・・寒かったろ」



【夢】
「!! ・・・ううん。大丈夫」



その大きな両目からポタポタと流れる滴たち。


きっとその涙も温かいんでしょう?

そう思える涙で。





最早、理想の兄妹像がここにあった。










『ただいまぁー』


何故か明かりがついてる家に入る。

私達が出たときは消えてたよね?




【悠真】
「あー!兄ちゃん達帰ってきたー!」


【虹村】
「なッ!? 悠真・・・お前今までどこに・・・」


【悠真】
「友達とサッカーしてたんだよー。
コンビニとか行ってたんだけど、帰ってきたら誰もいねーし!
だからまた遊んできた」


【虹村】
「・・・・・・どいつもこいつも好き勝手生きやがって・・・」



まぁ、先輩もですけどね




『でも悠真くん。こんな時間まで遊んじゃダメだよー
もう暗いもんね』


【悠真】
「はち姉ちゃんがそう言うならそうする!」


『やったー!
じゃあ約束ね』


【悠真】
「おう!」



ああー・・・誰かさんと違って素直でいい子・・・

兄弟なのに、全くもって違うなぁ



【虹村】
「──聞こえてんだよアホ!!」


『ひぇぇえっ!?』











遅くなったが、虹村先輩の弟くん、悠真くんです。


【悠真】
「よろしくなー!」


『なんでサッカーに夢中なの?
お兄ちゃん見習ってバスケしたいとは思わなかったの?』


【悠真】
「兄ちゃんとは別のことしたかったんだよー!
父さんが昔、あいつは大バカ野郎だ、悠真は見習うなよ、って言ってたし」


『なるほど。正論ですね』


【悠真】
「だよなー」


【虹村】
「そこも聞こえてんだよおまえら!!

本気でシメるぞコラァ!!」




「『ひぇぇえっ!!!?』」








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