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【黒子のバスケ】どうしようもなく好きだったから

第10章 どうしますか?





【虹村】
「・・・・・・・おう。」






大丈夫。


確信した。




これで、ひとつの難題は解決できたのだろうか。




・・・なんで私は、こんなにも必死なんだろう







【虹村父】
「・・・じゃあ父さんは生き延びねぇとな。
息子に偉そうなこと言ってあの世逝ったんじゃ、父親の顔もたたねぇってもんだ」




言い方がもう家族の大黒柱そのものだった。



いいな・・・






この家族は、固い絆で結ばれている。



【虹村父】
「はち、さんだったか?

・・・俺はあんたの言ってたことを信じる。

・・・修造を支えてやってくれ」



『・・・もちろんです』




言われなくてもわかってる。


そんな思いが全身から溢れ出す感覚だった。



『じゃあ、失礼しました。
帰りましょう!先輩!』


【虹村】
「・・・・わかってるわっ」


袖で乱暴に涙を拭って、先輩は私の頭を鷲掴みにした。


『ちょちょ、いたっ痛いです!
一応女の子なんだから加減を・・・』


【虹村】
「あーわり。お前女だったか」

『いくらなんでも酷すぎ!』



はたから見たら仲の良い兄妹に見えるのだろうか。


そうなら私は・・・こんなお兄ちゃんをもてて、誇りに思うんだろうな。













【虹村父】
「・・・まさか、また会えるとはな。



・・・・お前たちが気付くまで、俺は何も言わないからな。修造」








虹村先輩のお父さんがそう言っていることは、勿論しらなかった。
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