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【黒子のバスケ】どうしようもなく好きだったから

第8章 最高の少年



『あ、おーい黒子くん!』


【黒子】
「・・・? どなたですか?」


窓からの月明かりで、彼の存在がよく見えた。


ボールをもって、立ち尽くしている。


『マネージャー・・・ではないんだけどね。
一応、さつきちゃんの手伝いをしてるよ。

三井はち。よろしくね』


【黒子】
「そうでしたか。
よろしくお願いします」


『・・・赤司くんに何か言われた?』


そこまで言うと、何やら難しそうな顔をする黒子くん。


やっぱりまだ掴めてないのか

って、当たり前か


【黒子】
「まだ僕には・・・彼の言っていることが分からないんです」


こんなんじゃダメですよね

寂しそうに笑う彼に、大丈夫と声を出す。

『んー、バスケの経験ないから偉いことは言えないけど・・・

強いて言えることっていったら、

今の黒子くんが出来ること・・・だな』


【黒子】
「・・・今の僕に出来ること?」


『・・・黒子くんが得意なことは?』


【黒子】
「得意っていうものはまだ無いんですけど・・・

今の僕に出来ることって・・・パスぐらいでしょうか?」


そうそう!それそれ!
キタソレ!!


『うん。その可能性を信じてみ?』




今の私に言えることって、これくらい?







・・・てか、赤司くんと言ってること、あんま変わってないよね・・・?
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