第8章 最高の少年
青峰のボールがヒットし、壁に頭を打ち付けた。
『いいいいった・・・!!
ちょ、なにすん』
【青峰】
「・・・!!!?」
鼻の奥からツンとした独特の感じがする。
あ、これは・・・やばいな
【紫原】
「あらら~、だいじょぶ~?」
ムっくんに脇の下に手を入れられて、持ち上げられた。
ポタポタと雫が滴っていく。
『・・・はなぢ?』
【緑間】
「!!? おい!ティッシュはないのか!?」
『あ、きょう・・・おはあさで、らっきーあいてむ、てぃっしゅだったから・・・もってる』
なぜか片言になる。
やはりおは朝は当たってるのだよ!
と叫ぶ緑間。
青峰はフリーズしてる
おいお前心配くらいしろよ
【緑間】
「これで鼻を押さえるのだよ!」
めっちゃ手際よく鼻にティッシュを押さえつけられる。
『ふげっ』
ちょちょちょ、力強すぎ!!
お母さんかよあなたは!!
【緑間】
「我慢するのだよ。そのうち治る。」
『・・・みほひまがおかあはんにみへる』
【緑間】
「・・・何を言ってるのか分からないのだよ」
ぐっと押さえられてる手に力がこもっている。
痛いです、緑間さん