第8章 最高の少年
『・・・でも青峰が気付くの遅かったし、大丈夫でしょ』
【緑間】
「そんなんだからお前はダメなのだよ。
青峰と赤司を一緒にしちゃダメなのだよ」
『あーそっか。頭の出来が違うもんね』
【緑間】
「そうなのだよ。」
【青峰】
「おいお前ら!黙って聞いてりゃ好き勝手!!俺は別に頭の出来が悪い訳じゃねえし!」
どこからともなくバスケットボールを出して投げようとしてくる青峰。
・・・え、今どっからボール出してきた!?
『ぎゃ、ぎゃぁぁぁあ!!?
や、やめてくださいな青峰くん!!』
【青峰】
「・・・うるせぇ」
青峰の手から綺麗な弧を描いて・・・いや、めっちゃものすごいスピードで一直線してきたボールは、見事に私のデコにヒットした。