第8章 最高の少年
ふぃ~、もう外真っ暗だわ・・・
今日はどこ行こう・・・お金、なんかいっぱいあったし、ホテルでも行こうかな
さすがに、今日も赤司家に行くわけにはいかないな。
「・・・や・・・・・・がある・・・」
ん?
誰の声?
体育館から聞こえてくる謎の声。
まさか、告白はない・・・よね?
そっと覗いてみた。
『!!あ、あれは・・・』
「黒子のバスケ」、最も重要人物!
黒子テツヤ!!
あ、もしかして・・・赤司くんに見いだされる日だったのかな。今日って。
やった!こんな場面見られるなんて
しばらく見てみることにした。
【赤司】
「面白いな・・・初めてみるタイプだ」
来ましたこれ。いい場面だ。
あ!?てか緑間たちこっち来る!?
──ガササッ!!
咄嗟に花壇に隠れた。
いや、絶対バレると思うけど。
【紫原】
「・・・はちちん、なにしてんの?」
『あ、紫原・・・』
【緑間】
「!? 何をしてるのだよ!?」
『はは・・・』
【青峰】
「・・・どわぁぁぁあ!?」
『遅くね!?』
いまいち反応が鈍い青峰。
そして緑間くんは軽蔑しきった顔をしている。
紫原は普通に興味なさそう。
『ちょ、真ちゃんその目やめて!』
【緑間】
「真ちゃんじゃないのだよ!!
・・・どこからどう見ても変な奴にしか見えないのだよ。」
それは承知してますよ
【青峰】
「お前、あいつらのこと見てるのか?」
『うんそう!隠れてみてる』
【青峰】
「・・・多分、もう赤司とかは気づいてると思うけどな」
『そんな』
馬鹿な。