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【黒子のバスケ】どうしようもなく好きだったから

第7章 赤の心


な、なに!!?


『赤司くん!?なにしてんの!?』


【赤司】
「・・・なにも?」

そう呟かれて、顔にキスを降らせられる。


鼻の頭、頬、額、また瞼・・・


『ちょ、やめ・・・』


【赤司】
「・・・こうでもしないと、横取りされてしまうからね」


『はっ?えっ?だ、誰に』


【赤司】
「誰だろうね?」


クスクスと笑う声。


意味がわかっていない私には、その笑顔が綺麗としか思えなかった。


『・・・!!ちょっと!!』


耳に口付けられる。


耳がおかしくなりそうだ。



どうしたんだろう、赤司くん。

なんか、様子が変な気がする。


『あ、赤司くん、どうしたの?』


【赤司】
「ん?なにがだ?」


『だってさ、なんか変だよ。なにかあったの?』


ふむ、と眉を潜める彼に、やっぱり何かあったんだと信じる。


【赤司】
「・・・感謝以上の、愛おしい気持ちだからかな」


『へっ?』


なにか言おうとしたが、またキスの嵐で遮られる。


もう、なにも言わせない



そう告げられているようだった。


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